個人事業主(一人親方)が綴る、ねこ丸ブログへようこそ。
脱サラ家庭の内部事情を、夫婦で執筆しております。
みなさんは、仕事用とプライベート用で、スマホを2台持っていますか?
私は独立するとき、当初は分けたい派でした。
「大事なiPhoneを、現場で出し入れしたくない!」
「プライベートの番号を、仕事で使いたくない!」
でも、会社員時代にスマホを3台持ち歩いていた私は、その不便さも身にしみていました。
そんなとき知ったのが、「デュアルSIM」です。
当時の私には聞き慣れない言葉で、
「回線の切り替えが面倒なのでは…」と、
正直デュアルSIMに対し後ろ向きに捉えていました。
みなさんも同じように、いろいろ懸念があるのではないでしょうか?
結論から言うと、私が2年半使用してきた感想としては、ほぼ不便はありません。
むしろ、デュアルSIMにして正解だったと思っています。
今は1台のiPhoneに、電話番号が2つ。
仕事用は、かけ放題をつけて月1,500円未満です(2026年10月時点)。
この記事は、「仕事用として電話番号をもう一つほしい」という方に向けて書いています。
デュアルSIMのメリット・デメリットと、私が仕事用の回線にmineo(マイネオ)を選んだ理由をまとめました。
デュアルSIMとは?eSIMとは?
デュアルSIMとは、1台のスマホに2つの回線を入れて使う方法です。
電話番号を2つ持てるので、仕事用とプライベート用を1台で分けられます。
eSIMは、スマホ本体に組み込まれたSIMのことです。
以前のように、あの小さい小さい物理SIMカードを差し替えなくても、郵送を待たず、ネットで契約して手軽に設定できます。
私のiPhoneは、2回線ともeSIMです。
設定は自分でやりましたが、思っていたより、ずっと簡単でした。
デュアルSIMのメリット|2台持ちをやめた理由
正直、条件だけ考えると、私はどう見ても2台持ち向きの人間でした。
仕事は建設業です。
天候や気温に関係なく現場で働きます。
油やグリスで、手が汚れる仕事です。
高所作業もあります。
高価なiPhoneを、油のついた手で出し入れしたくない。
仕事用に安いAndroidをもう1台買って、iPhoneは守ろう。
当初は、そう考えていました。
それに、名刺でプライベートの番号を配るのは、なんだか気が引けました。
そこへさらに妻から、「番号が1つだと経費の按分がややこしくなる」と言われ…。
それなら、やっぱり2台持つしかない。
そう思っていたところで、デュアルSIMという情報にであいました。
悩みつつも、結局は妻からの強い押しで、1台に2回線を入れることに。
あれから2年半使ってますが、
実際に使ってみて感じたメリットは、この6つです。
① 回線代の按分ルールを決めなくていい
仕事用の回線は、まるごと仕事用です。
1つの番号を仕事とプライベートで分け合うと、何割を経費にするか、ルールを決めなければいけません。
番号ごと分けてしまえば、按分のルールを決めなくていい。
経理を見ている妻にとって、ここが一番ラクとのこと。
② スマホをもう1台買わなくていい
2台持ちなら、仕事用のスマホ購入費がかかります。
デュアルSIMなら、今のスマホに回線を足すだけです。
本体代は1台分ですみます。
その1台も、仕事で使う割合の分は経費にできます(按分)。
③ ポケットがかさばらない
2台持ちは、ポケットがかさばります。
作業中に邪魔になるのは、現場では致命的。
④ 2台持っても、私用スマホは現場に持っていくしかない
これは、デュアルSIMにしてから気づいたことです。
きっかけは、財布でした。
現場で、財布をどこに置いておくか。
そこで悩んだとき、気づきました。
現場には、鍵のかかる場所がありません。
高価なものを、置きっぱなしにはできません。
では、車に置いておけばいいのか。
夏の車内は、暑すぎて壊れそうです。
車上荒らしも心配です。
停めた場所から、現場が遠い日もあります。
そもそも、現場へは取引先の車で行く日のほうが多い。
スマホも、財布と同じでした。
2台持ちにしても、私用のiPhoneは結局、現場に連れていくしかない。
つまり2台にしても、汚れて壊れる可能性は消えない。
⑤ 電話の回線を分けておける
私のプライベート用はドコモ回線、仕事用はau回線です。
ここは、あえて分けました。
仕事用のmineoは、ドコモ・au・ソフトバンクの3つから回線を選べます。
だから、メインの日本通信SIM(ドコモ回線)とは別の、au回線にできました。
片方の回線に障害が起きても、もう片方の回線から電話をかけられる安心感。
仕事の番号にかかってきた電話は受けられませんが、こちらから取引先へかけ直すことはできます。
連絡手段がゼロにならない、保険と思っています。
⑥ 着信のたびに、あわてなくていい
会社員時代、スマホを3台持ち歩いていたころは、着信のたびに「どれが鳴っているのか」をすぐに判断できず、あせっていました。
デュアルSIMなら、鳴るのは1台だけ。
着信の画面に、どちらの番号にかかってきたかが表示されるので、出る前に「仕事の電話だ」と分かります。
デュアルSIMのデメリット3つ
1つ目のデメリットは、電池の心配です。
2台持ちなら電池も2つありますが、デュアルSIMは1台の電池にすべてがかかります。
そこそこ動画などで使う人は、電池の減りがストレスかもしれません。
私自身、休憩中に常にスマホを触るので、夕方にはいつも残量が心配になります。
スマホ利用が多い方は、こまめなバッテリー交換や買い替えが欠かせないかもしれません。
2つ目のデメリットは、スマホが壊れたり失くしたりしたときの影響が大きいことです。
2台持ちなら、万が一の際に1台が壊れても、もう1台で連絡はとれます。
デュアルSIMは、そうはいきません。
最近は、なにもかもがスマホ1つに集約される時代です。
財布も連絡も、マイナンバーですらスマホ頼み。
支払いは、ほぼスマホ決済。
財布は、最低限の小さいものを持ち歩いているだけ。
つまり1台が壊れたり紛失したりしたときのリスクが、高い。
仕事の電話も、家族との連絡も、支払いも、すべて止まる。
以前、コンビニのトイレで、スマホを落としたことがあります(笑)
汚い。高いiPhoneが壊れたらどうしよう。
でも、それより先に頭に浮かんだのは、これでした。
「連絡できなくなる!」
壊れる心配より、仕事の電話がつながらなくなる心配が先でした。
なんとか取り出して、拭いて乾かして。
もしも壊れたら、eSIMは本体から取り外せません。
物理的なSIMカードなら、抜いてほかのスマホに挿し替えれば、その日のうちに電話が戻るかもしれません。
eSIMは、新しいスマホを用意してから、再発行の手続きが必要です。
mineoの場合、手続きが終わってから使えるようになるまで、最短で1日ほど。2〜3日かかることもあるそうです。
その間、2つの番号が、両方とも止まります。
だからこそ、壊さないことが重要課題です。
先日は作業中に、けっこうな高所からスマホを落としてしまいました。
こりゃもうダメだなと、あきらめたくらいの高さでした。
しかし予想に反して、iPhoneは無事でした!!!
そのときつけていたケースとフィルムには、本当に助けられました。
「スマホの保護をケチらなくて、本当に良かった…」
心からの感謝。
お気に入りのケースとフィルムを、毎回買い直して使っています。
現場で落としても、何度も助けられてきました。
ケースで一番気に入っているのは、背面のリングです。
指をかけて持てるので、そもそも落としにくくなります。
なお、このケースはMagSafeには対応していません。
ケースもフィルムも、商品ページでお使いの機種やシリーズを選べます。
フィルムは、割れにくさを重視して選んでいます。
これまで使ってきたのは、この2つです。
TEIQは二重強化ガラスのフィルム。
3年保証がついていて、期間内なら割れても1回は交換してもらえます(2026年10月時点の商品ページより)。
Boesklennは、カメラ用のフィルムもセットになっています。
また、これは稀ですが、現場に置いて「どこだっけ」と見失い、あせることもあります。
この紛失リスクには、iPhoneの「探す」機能をオンにして対策しています。
3つ目のデメリットは、通話中にもう片方の番号へかかってきた電話に、出られないことがあることです。
2台持ちなら、1台で話していても、もう1台は鳴ります。
デュアルSIMは、1台で2つの番号を受けるので、そうはいきません。
出られなかった電話は、留守番電話を設定していれば、そちらにつながります。
Wi-Fi通話の対応や設定しだいで出られる場合もあるので、気になる方はAppleの公式の案内を確認してみてください。
私の場合は、通話中にもう片方の番号へかかってきた電話は、あとからショートメッセージ(SMS)で知らせが届きます。
なので、かけ直しを忘れずにすんでいます。
ただし、通知が届くかどうかや設定の方法は、通信会社や契約内容によって異なります。
2台持ちが向いているのはどんな人?
私が考える、2台持ちのほうが向いている人の条件は4つです。
- 現場で汚れたり、落としたりすることが多い人
- 電話が多くて、電池がもつか心配な人
- 休みの日は、仕事とはっきり切り離したい人
- 1台だと、万が一を考えて不安になる人
私は、このうち2つが当てはまります。
それでも2台持ちにしなかったのは、妻の押しが強かったからです。
でもメリットで書いたとおり、現場には私用のスマホを置いておける場所がなかったので、結果としてベストな選択でした。
仕事用の回線にmineo(マイネオ)を選んだ理由
私はメインで日本通信SIMを使っていますが、2回線目も格安SIMにしました。
大手キャリアにいたころは、セット割や家族割の案内が多くて、正直ちょっと疲れていました。
解約のときもスムーズに手続きが進まず、何度も手こずった経験があります。
格安SIMは身軽で、気持ちがラクです。
もちろん、大手ならではのメリットがあることも承知しています。
仕事用のmineoは、電話だけ。
データは最低限のプランにして、電話はかけ放題。
- マイそく スーパーライト:月250円(通信速度は常時最大32kbps)
- 時間無制限かけ放題:月1,210円
合わせて、月1,460円です(税込・2026年10月時点)。
使い始めて2年半、通話の音質やつながりで困ったことはありません。
LINEなどのアプリの通話ではなく、iPhoneの普通の電話アプリで、そのままかけられます。
ただし、0570から始まるナビダイヤルなど、かけ放題の対象にならない番号もあります。
取引先の代表番号がこの形だと、通話料がかかるので気をつけてください。
mineoとpovo、通話専用ならどっち?
私が開業当時、選ぶのに迷ったブランドにも触れておきます。
それは、auのブランドのpovoです。
通話専用の2回線目なら、基本料0円のpovoも候補にあがりました。
mineoのAプランと同じ、au回線です。
| mineo | povo | |
|---|---|---|
| 月額(時間無制限かけ放題込み) | 1,460円 | 1,650円 |
| 契約事務手数料 | 3,850円 | 0円 |
| 何も買わないときの通信速度 | 最大32kbps | 最大128kbps |
| 気をつけること | 新規申込のときしか選べない | 180日間、有料のトッピングを買わないと利用停止の可能性 |
初期費用はpovoが安く、月額はmineoが安い。
約1年9か月使えば、mineoのほうが安くなる計算です。
povoの180日の決まりは、かけ放題のような有料のトッピングを毎月買う使い方なら、当てはまりにくいはずです。
細かい条件は、申し込む前にpovoの公式サイトで確認してください。
私なりに、向いている人をまとめるとこうです。
- 長電話が多いなら、mineo
- 電話が5分以内で終わるなら、povo(5分以内かけ放題は月550円)
- 初期費用を抑えたいなら、povo。1年9か月以上使うつもりなら、mineo
mineoの料金や「マイそく」の細かい条件は、公式サイトで確認できます。
mineoスーパーライトの注意点
ここで、mineoを申し込むにあたり、事前に知っておいてほしいことが3つあります。
1つ目。
スーパーライトは、新規で申し込むときにしか選べません。
ほかのコースから、あとで変更することはできません。
2つ目。
初期費用として、契約事務手数料が3,850円かかります(2026年10月1日以降の申し込み)。
2026年9月30日までは3,300円で、私は改定前に公式サイトから申し込み、通常どおり払いました。
エントリーコードなどの割引は、スーパーライトでは使えません。
3つ目。
iPhoneでは、回線の組み合わせによって、データ通信が片方の回線でしか使えないことがあります。
iPhoneに入れられる通信の設定ファイル(構成プロファイル)が、1台に1つだけだからです。
設定の手順を間違えると、通信できなくなる場合もあります。
申し込む前に、公式の案内を確認しておくと安心です。
mineo公式:mineoでは複数SIM(デュアルSIM)で利用できますか?
まとめ|デュアルSIMにして2年半、大正解だった
1台に2回線を入れたのは、大正解だったと思っています。
回線代の按分はいらない。
ポケットも身軽。
仕事用は月1,500円未満。
電話の回線も、分けておけます。
着信のたびに、あわてない。
仕事用に、電話番号だけがほしい。
安くかけ放題がつけたい。
そんな個人事業主の方へ。
2台目のスマホを買う前に、デュアルSIMを候補に入れてみてください。
※注意・免責※
この記事は、私自身の契約内容と使い方をもとにした体験・感想です。働き方や使い方によって、合う選び方は異なります。
料金・手数料・サービス内容は、2026年10月時点で各社の公式サイトに掲載されていた内容で、金額はすべて税込です。ユニバーサルサービス料などは含みません。mineoの契約事務手数料は、2026年10月1日以降の申し込み分の金額です。改定されることがあるため、申し込みの前に必ず公式サイトでご確認ください。
かけ放題には、ナビダイヤル(0570)など対象外の番号があります。
電波のつながりやすさ、eSIM再発行にかかる日数、デュアルSIMで通話中の着信の扱いは、地域・機種・設定・通信会社・申し込み状況によって異なります。
紹介したケースやフィルムは、私が使って助かったものです。落下や水濡れで壊れないことを保証するものではありません。
経費の按分の扱いは、個別の事情によって変わります。税務の判断は、税務署や税理士にご確認ください。
iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。


